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天王寺動物園研修

12月26日(水)配信
 
大阪外語専門学校では、教室での授業とならび実学実習がとても重要であると考えています。この観点から、各学科で海外研修、実学実習、そして野外研修などをを多く取り入れています。その一環として、12月19日、海外留学科のアニマルサイエンス、ドルフィン・動物ケア専攻の学生を対象に天王寺動物園で研修を行いました。この研修は毎年行っており、将来動物関係の職業に就くことを念頭に置いて、「動物保護、診療、飼育、看護に必要な知識と現状を学ぶ」ことを目的にしています。

当日の研修に先立ち、12月17日事前研修を行いました。講師の松本先生は、以前動物園で飼育員として勤務されていた経験をお持ちで、仕事を通しての興味深い講義に学生は真剣に聞き入っていました。
   12月19日は天候に恵まれ、充実した研修となりました。天王寺動物園は日本で3番目にできた動物園で、現在は230種類の動物が展示されています。天王寺動物園では、「動物保護と社会教育」を目標とし、「生態的展示」といい、なるべく柵をしないという方法で動物園が運営されています。


当日は、まずオリエンテーションからスタートしました。 学生はアシカグループとチンパンジーグループに分かれて、それぞれ観察のポイントを教えて頂いてから、いよいよ実際の動物の観察が始まりました。観察のポイントは、「環境と機能」、「グループの中の上下関係」そして「来園者の反応」などでした。ただ漠然とみるのではなく、このようにテーマを決めて観察すると普段気づかないことが多くあることが分かります。




観察が終わった後は、各グループが、「気づいたこと」、「考察」、「質問」の3項目についてそれぞれ発表しました。観察発表終了後、動物園の獣医の方から総合的なコメントをいただきました。また学生からの質問などにもていねいに答えていただきました。その後、「動物園の社会的役割と天王寺動物園」というタイトルで、パワーポイントを使用してお話がありました。日本における動物園の歴史から動物保護に関するお話と非常に興味深い内容でした。
 最後は施設の見学です。はじめに、動物に与える餌を調理している施設です。実際に草食動物用の餌と肉食動物用の餌を前にして説明がありました。その後、診察室を見学しました。ここでは、ペンギン、亀、蛇のレントゲン写真を見ながら生態についての説明がありました。蛇にはマイクロチップが埋め込まれていて、個体を容易に認識できるようにしてあるとのことでした。
このようにして、学生たちはとても有意義な一日を過ごしました。当日は私たちのために時間を割いてくださった動物園の方々、ありがとうございました。


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